ご予約はこちら
2020/05/05

7日間ブックカバーチャレンジより『吉野葛』

只今インスタグラムでの「ブックカバーチャレンジ」というタグ企画に参加しております。

その中から本日紹介いたしました、谷崎潤一郎の『吉野葛』をこちらでも紹介しておきます。

1931年初稿、我が国を代表する文豪・谷崎潤一郎の中編小説の一節。

明治末か大正初め頃、秋の吉野への旅の玄関口としての奈良。
主人公の友人が「武蔵野」に宿を取り、友人との待ち合わせで主人公もその宿「武蔵野」へ立ち寄り、座敷から若草山を眺めた・・というくだりが出てまいります。

当館のロビーにその一節をディスプレイしております。

壬申の乱、義経、静御前、南北朝時代・・吉野ゆかりの先人たち、歴史の舞台を絡めながら、吉野の地名がそこかしこに出てきます。

谷崎の文体は読みこなすのが大変(T_T)という方には、新潮社から出ている朗読CDをお勧めします。
平幹二郎さんの格調高い朗読は大変耳に心地よく、日本語の美しさを堪能できます。

いつしか作品に、吉野に引き込まれていくこと請け合いです。

気が滅入るニュースばかり流れるTVを止めて、心静かに谷崎の名文を目で追うも良し、
平さんの朗読に耳を傾けるも良し。

おうちにいる今だからこそ、文豪の名文を通して奈良を旅してみませんか?

(本日は休館いたしております)