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2026.05.08若女将のぽそぽそ話し…

奈良公園で今年最初の子鹿が誕生しました

奈良公園で今年最初の子鹿が誕生しました

若草色の山々が日に日に鮮やかさを増し、鼻先をくすぐる風が心地よい季節になりました。

そんな初夏の奈良公園から、今年も嬉しいニュースが届きました。

奈良の鹿愛護会は5月3日、奈良公園内で2026年最初となる子鹿の誕生を確認したと発表しました。

生まれたばかりの子鹿は、体重およそ3キロほど。
まだ小さな身体で、お母さん鹿のそばに寄り添う姿がとても愛らしかったそうです。

春から初夏にかけての奈良は、“子鹿の季節”。

この時期だけしか見ることのできない、愛らしい風景が奈良公園のあちらこちらで広がります。

新緑が瑞々しいトンネルをつくる中の愛らしい親子鹿の姿を想像してみてください。

まだ少しおぼつかない足取りで、お母さん鹿の後をぴょこぴょこと一生懸命について歩く子鹿たち。

背中の白い「かのこ模様」は、木漏れ日が形を変えて舞い降りたかのように美しく、ぴょんぴょんと跳ねる姿には思わず笑みがこぼれます。

 

そして毎年この季節には、奈良公園内にある鹿の保護施設「一般財団法人 奈良の鹿愛護会」の鹿苑(ろくえん)で、「子鹿公開」も行われます。

例年、6月1日から7月14日頃まで開催され、今年生まれたばかりの子鹿と母鹿の姿を、柵越しに優しく見守ることができます。

公開時間は10時〜16時、入場は無料(協力金制)となっております。
※2026年度の開催スケジュールは、現在まだ未発表です。

奈良の初夏ならではの、毎年人気の季節行事です。

そして当館にとっても、今年は特別な一年です。

看板鹿の「小豆(あずき)」が、まもなく1歳を迎えます。

ついこの前まで小さなバンビだった小豆ちゃんも、最近ではどこか落ち着いた表情を見せるようになりました。

少しずつ“おとなの階段”を登り、元気いっぱいに成長してくれた姿を見るたび、私たちスタッフも胸が温かくなります。

母のような気持ちで見守ってきた私は、
「大きくなってくれてありがとうね」
そんな言葉を、そっと小豆ちゃんにささやいています。

これからの奈良公園は、新しい命たちでますます賑やかな季節を迎えます。

子鹿を見守る母鹿の優しさ。
ゆっくりと流れる古都・奈良の時間。

この季節だけの穏やかな風景に、心癒されるひとときをお過ごしいただけましたら幸いです。

なお、出産シーズン中の母鹿はとても敏感になっています。

奈良の鹿愛護会でも、「子鹿を見つけても遠くから静かに見守ってほしい」と呼びかけています。

 

ご来館の際は、鹿たちを驚かせないよう適度な距離を保ちながら、奈良の優しい初夏をごゆっくりお楽しみくださいませ。